小学生ら200人、野球の楽しさ学ぶ 佐賀県野球フェスタ

子どもたちがバッティングなど野球の基本を楽しく学んだ県野球フェスタ=佐賀市のさがみどりの森球場

 未就学児や小学校低学年の児童に野球の楽しさを伝える「佐賀県野球フェスタ」が23日、佐賀市のさがみどりの森球場で開かれた。県内在住の3歳から小学3年生までの約200人が参加し、投げる、走る、打つなど基本の動作を体験しながらプレーを楽しんだ。

 県が進める甲子園の「王座奪還プロジェクト」の一環で、競技人口の増加を目的に県や県内の野球関係団体でつくる「県野球育成・強化プロジェクト委員会」が開いた。パイロンに置いたボールを打って塁を回るゲームや、ボールを的に当てるストラックアウトなどで楽しく野球の基本を学んだ。

 監督として甲子園を3度経験した吉丸信さんや、元プロ野球選手の野中信吾さん(神埼高出身)が、投打のこつや走塁のタイミングなどを指導した。初めて野球をした福田佑真君(8)は「打つのは難しいけど、楽しかった。チームに入って、試合に出てみたい」と声を弾ませた。

 午後からは、県内の少年野球チームに所属する女子選手を対象にした野球教室と交流試合が行われた。(鶴澤弘樹)

子どもたちにプレーを指導する吉丸信さん(右)

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