来年は辰年。三州瓦(さんしゅうがわら)の産地、愛知県高浜市では龍の絵が描かれた「干支瓦」作りが最盛期を迎えています。
「干支瓦」は高浜市の特産品の瓦に、その年の干支を浮き彫りにした置物で、お正月の縁起ものとして人気があります。
この瓦の製造会社では、40年ほど前から「干支瓦」を作っていて、粘土の生地を型に入れて成形し1週間ほど乾燥させたあと、上薬を吹き付け、1000度以上の高温で焼き上げます。
そして、仕上げに筆で金色に色づけすれば完成。
扇形をしたものなど9種類ほどあり、中でも30センチ四方で5500円のものが人気だということです。
「干支瓦」の生産は来年1月上旬まで続けられ、主に贈答用として約6000枚が全国に出荷されることになっています。