クラブOBが上田綺世を擁護? 起用しない指揮官に疑問「上田も『得点王ランキングのトップになれる』と思っているだろう」

今季からフェイエノールトでプレーする上田綺世[写真:Getty Images]

かつてオランダ代表として活躍したヴィレム・ファン・ハネヘム氏が、フェイエノールトの日本代表FW上田綺世を後押ししている。
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今シーズンからフェイエノールトに完全移籍した上田。ジュピラー・プロ・リーグでは得点ランキング2位となる22ゴールを記録するなど、2022-23シーズンは大きく飛躍。ステップアップを果たした。

しかし、フェイエノールトにはメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスという絶対的なエースがおり、上田はエールディビジで10試合に出場も先発は無し。1ゴールに終わっている状況。チャンピオンズリーグ(CL)ではここまで3試合に出場しているがゴールはない。

多くの時間をプレーできていない上田。フェイエノールトで長らくプレーしたファン・ハネヘム氏は『Algemeen Dagblad』のコラムでUedaについて言及。出場時間を与えるべきだと主張した。

ファン・ハネヘム氏は25日に行われたエクセルシオール戦について触れ、チームは2-4で勝利。ただ、上田は7分間しかプレー時間をもらえない状況だった。

ファン・ハネヘム氏は、エクセルシオール戦のマン・オブ・ザ・マッチにヒメネスが選ばれたことに疑問。ハットトリックを達成したものの、決めるべきチャンスを決めていないとし、ハットトリックを決めるのも難しいことではないと主張。その中で、チャンスすらもらえない上田も同じことを思っているだろうと主張した。

「ベンチにいる上田も時々思っているだろう。『スロット監督、僕を何度もあそこに置き、5分よりも長く出場させてくれたら、僕だって得点王ランキングのトップになれるだろう』とね」

確かにヒメネスは今季ここまで13試合で16ゴールとゴールを量産中。ハットトリックもアヤックス戦に続いて2度目だが、あまりにもチャンスの差がありすぎて上田とは比較できない状況だ。

ファン・ハネヘム氏は上田の得点力を買っているようだが、日本代表でも2試合で5ゴールを決めたように、出番をもらった時にしっかりと結果で示す姿を見せてもらいたい。

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