今永昇太と上沢直之が正式にポスティング公示 MLB公式が伝える

日本時間11月28日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者はポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す今永昇太(横浜DeNA)と上沢直之(北海道日本ハム)の2投手が正式にポスティング公示されたことを伝えた。山本由伸(オリックス)からちょうど1週間後のポスティング公示となり、最大45日間の交渉可能期間は日本時間1月12日午前7時に終了する。山本に続いて、今永、上沢の両投手もいよいよメジャー各球団との契約交渉をスタートすることになる。

現在30歳の今永はプロ8年目の今季、22試合に登板して148イニングを投げ、7勝4敗、防御率2.80、174奪三振を記録。174奪三振はパ・リーグ最多の山本(169)を上回る両リーグ最多の数字だった。通算でもイニング数(1002回2/3)を上回る奪三振数(1021)をマーク。MLB公式サイトは「より若い山本ほど注目された存在ではないが、今永自身も素晴らしい投手であり、先発2~3番手のポテンシャルを秘める」と評価している。

移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はFA選手ランキングで今永に10位という高評価を与えており、契約規模を5年8500万ドルと予想。これは昨オフに千賀滉大がメッツと結んだ5年7500万ドルを上回っているが、同サイトは千賀がメジャー1年目から活躍したことで日本人投手への評価が上がり、契約の相場も上昇すると考えているようだ。

一方、現在29歳の上沢はプロ12年目の今季、24試合に登板して170イニングを投げ、9勝9敗、防御率2.96、124奪三振を記録。通算では1118回1/3を投げ、防御率3.19をマークしている。今永と比較すると、奪三振率は低いものの、MLB公式サイトは与四球率と被本塁打率の低さに着目。今季の与四球率が2.17だったこと、今季の被本塁打率が0.74だったことを紹介している。

山本や今永に比べると、事前の評価はそれほど高くなく、「先発5番手またはロングリリーフ候補」との評価が一般的。もちろんメジャー契約を目指すとみられるが、場合によってはマイナー契約からのスタートを強いられる可能性もありそうだ。

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