「イタリアダービー」は痛み分け ラツィオ鎌田は先発出場も見せ場なし ミランの至宝が史上最年少デビュー|セリエA 第13節 結果まとめ

写真:首位攻防戦となったイタリアダービーは両者痛み分けに終わった

現地時間11月25日から27日にかけて、セリエA第13節の10試合が行われた。

注目の「イタリアダービー」、ユヴェントス vs インテルは27分、フェデリコ・キエーザが左サイドからボールを運んでクロスを送り、ドゥサン・ブラホヴィッチが右足インサイドでのダイレクトシュートを沈めてユヴェントスが先制。しかしその5分後、インテルはマルクス・テュラムが右サイドを突破し、グラウンダーのクロスにラウタロ・マルティネスが合わせて同点に追いつく。その後は両チームともに決め手を欠き、1-1の痛み分けに終わった。

ミランはホームでフィオレンティーナと対戦。オリヴィエ・ジルーが出場停止、ラファエウ・レオンがケガで欠場と苦しい陣容ということもあってフィニッシュに精度を欠いていたが、前半アディショナルタイムにテオ・エルナンデスがペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを自ら決めて先制に成功する。後半は相手の猛攻をなんとかしのぎ切り、1-0で勝利を収めた。また、83分にはプリマヴェーラ所属のフランチェスコ・カマルダがピッチに立ち、15歳260日というセリエA最年少デビュー記録を樹立した。

ルイス・アルベルトが累積警告で出場停止となり、鎌田大地がリーグ戦9試合ぶりに先発出場したラツィオはいまだ未勝利で最下位に沈むサレルニターナとのアウェーゲーム。前半終了間際にチーロ・インモービレのPKで先制したものの、後半は相手に反撃に遭って2点を奪われ、逆転負けを喫した。鎌田はフル出場を果たしたが、ゴールに絡むことはできなかった。

ナポリはクヴィチャ・クヴァラツヘリアのゴールなどでアタランタに2-1と勝利。ローマ vs ウディネーゼは1-1で迎えた終盤にパウロ・ディバラとステファン・エル・シャーラウィがゴールを奪い、3-1でローマが快勝している。

カリアリ vs モンツァは1-1のドロー。エンポリ vs サッスオーロは激しい点の取り合いとなり、3-3で迎えた後半アディショナルタイムにドメニコ・ベラルディが決勝ゴールを挙げてサッスオーロが競り勝っている。

フロジノーネ vs ジェノアは前半に両チームが1点ずつを奪い、後半はスコアが動かないまま推移したが、試合終了間際にイラーリオ・モンテリージが決勝ゴールを挙げてフロジノーネが勝利を収めた。ヴェローナ vs レッチェは2-2の引き分け。ボローニャは後半の2ゴールでトリノに勝利している。

◉セリエA 第13節 結果

サレルニターナ 2-1 ラツィオ(ハイライト動画
アタランタ 1-2 ナポリ
ミラン 1-0 フィオレンティーナ(ハイライト動画
カリアリ 1-1 モンツァ
エンポリ 3-4 サッスオーロ
フロジノーネ 2-1 ジェノア
ローマ 3-1 ウディネーゼ(ハイライト動画
ユヴェントス 1-1 インテル(ハイライト動画
ヴェローナ 2-2 レッチェ
ボローニャ 2-0 トリノ

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