京都府和束町特産の和束茶22種類を、ワンコインで飲み比べできるイベントが12月3日、同町白栖のグリンティ和束で開かれる。さまざまな風味の茶を、各農家が一番おいしいと思う入れ方で用意する。主催者は「茶の『個性』を楽しんでもらう場になれば」としている。
一般的に茶葉はブレンドされて流通するが、それぞれに風味の特徴があり、茶を入れる際の湯の温度や茶葉の量でも変化する。こうした魅力を知ってもらおうと、町内の茶農家や愛好家らでつくる実行委員会が初めて開催する。
当日は、茶農家10軒が、各自で生産・販売している5種類の煎茶や5種類のほうじ茶のほか、玉露や玄米茶などを用意する。風味の特徴や栽培方法のこだわりも紹介する。
参加者は各農家が入れた茶を飲める。入場料は500円。何杯でも楽しむことができ、好きになった茶の購入もできる。
実行委会長の上嶋伯協さん(67)は「農家は、自分の茶をおいしく飲める温度や量を知っている。お気に入りの一杯を見つけて、ファンになってもらえるきっかけになれば」と話す。
イベント名は「茶源郷和束ティーパーティー」。午後1時~5時。