ドーピング違反で出場停止中のポグバ、首位・インテルとの試合よりもF1観戦を選んでしまう

写真:ユヴェントスのポグバがファンからの批判の対象に

ユヴェントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバが、ドーピング違反で暫定的出場停止処分を受けている最中にF1観戦をしたことで批判を受けている。

現在30歳のポグバは、今季のセリエA開幕節・ウディネーゼ戦後に無作為の薬物検査対象に選ばれ、筋力増強作用があるテストステロン値の上昇が確認された。イタリア反ドーピング機構(NADO)は、検出された物質を「非内因性テストステロン代謝物」と発表。その後、新たに採取したBサンプルの検査結果でも再び陽性が確認され、ポグバは暫定的に出場停止処分を科されている。

今回ポグバは、現地時間11月26日に行われたセリエA第13節のユヴェントスvsインテル戦を観戦せず、アラブ首長国連邦の首都・アブダビで開催されたF1レース観戦を優先したことで多くの批判を受けている。イタリアメディア『フットボールイタリア』によると、ポグバは元フランス代表DFパトリス・エヴラ氏とともにアブダビを訪れ、F1レース観戦を楽しんだ模様。また、多くのユヴェントスファンは、ポグバが重要な“イタリアダービー”よりも自身の楽しみを選んだという事実に不満を抱いているようだ。

ベンチ入りを禁止されているポグバだが、2位につける自チームと首位・インテルの直接対決は、せめてスタンド観戦した方が良かったかもしれない。なお、“イタリアダービー”は1-1で終了している。

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