二輪免許ないのにバイク通勤、神戸市が消防署員を懲戒処分 発覚後も「持っている」と虚偽の説明か

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は28日、無免許でバイクを運転したとして、市内の消防署に勤務する男性職員(25)を停職3カ月の懲戒処分にした。

 市消防局によると、職員は7月11日に排気量125ccのバイクを購入し、8月4日までの間、通勤やプライベートで無免許運転を繰り返した。職場で毎月定例の免許点検が行われた際、普通自動車の運転免許は持っていたが、二輪免許がないことが発覚。バイク通勤を申請していたため上司が問いただすと、「記載はないが取得できている」と主張したという。

 市が通報し、警察署から事情聴取を受けた際も同様の説明を繰り返したが、後に虚偽だったと認め、無免許運転容疑で書類送検された。職員は「通勤に使っていたので今更言えなかった」と話しているという。(井沢泰斗)

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