きょう29日(水)も強い冬型の気圧配置で、北陸から北の日本海側では、雪や雨が降り、山地を中心に大雪となる所がある見込み。風も非常に強いため、北日本では猛ふぶきとなるおそれもある。太平洋側は広く晴れるものの、冷たい風が吹いて、気温の上がり方が鈍くなりそうだ。

北日本は猛ふぶき警戒、北陸は落雷や突風にも注意を

　北陸から北の日本海側では、雪や雨が続き、山地を中心に大雪となる所がある見込み。風が非常に強く吹くため、北海道を中心に、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害にも警戒が必要だ。北陸の平地は雨の所が多いが、大気の状態が不安定となるため、落雷や突風、降ひょうに注意が必要となる。西日本の日本海側も雲が取れにくく、夜は雨か雪が降る見込み。
　一方、太平洋側は、北日本で雪や雨の降る所がある他は、青空が広がりそうだ。ただ、全国的に風が強く吹く見込み。

晴れるエリアも風が冷たく　体調管理に注意

　けさは、きのう(火)の朝よりも冷え込みが強まっている所が多く、全国的に一桁の冷え込みで、北海道や本州の山沿いでは氷点下となっている。
　昼間も気温の上がり方は鈍く、最高気温は、全国的にきのうよりも低く、北日本では、きのうよりも大幅に低くなる見込み。関東も、各地で20℃を超えて10月並みの暖かさだったきのうに比べ、5℃近く低くなり、東京は18℃の予想。

　きょうは、晴れるエリアでも、冷たい風が吹いて、体感気温は数字よりも低いと思われる。服装選びに注意が必要だ。
　また、寒さに加え、空気も乾燥するため、体調管理にも気を付けてほしい。

（気象予報士・海老原美代子）