カズレーザー『頭で想像』すればAIが画像に?『眼で見たもの』はすでに80%再現可能…最新研究に驚き

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が28日に放送された。

今回は『人類の常識を変える新発見』と題して、『頭の中がまる見え!? AIが心をのぞく!?』、『地球外生命体が太陽系に!?あのエンケラドスで生命の鍵!』、『地上に太陽を作り出す!核融合で10月に大成果』、『東大の脳科学者2人が語る!走馬灯の正体と生と死の新発見』、という4つの観点で講義を受けた。

『頭の中がまる見え!? AIが心をのぞく!?』という講義では、専門家が人間の脳のデータから、その人が見ている画像のデータを生成する技術を紹介した。

今年6月に大阪大学の研究チームが発表したのは、fMRIで被験者の脳を読み取り、その画像を再現するというもの。そもそも人がものを見た際にその形や色などの情報を脳の初期視覚野が判断し、高次視覚野に伝達されるというメカニズムが存在する。

その際の脳の活動パターンをAIが学習することで、脳の反応から情報をAI語に文章化できるのだという。脳の働きから情報を文章化し、そのデータをAIが画像に変換することで、現在では約80%の精度で画像を解析し、再現できるのだという。つまり人が見たものを脳の活動状況から、AIが頭の中身を文章化し画像化するという画期的システムだ。

さらに、治療目的で脳に直接電極を貼っている患者に協力を仰ぎ、脳波からさまざまな情報を推定することもできつつあるそうで、頭の中で考えただけのものを再現する研究も進んでいるという。

番組にゲスト出演した俳優の黒島結菜は「私は自分で思ってることを口で伝えるのが苦手なタイプなので、もしそれがうまく開発されてそういうふうに伝えられるようになったら、私はすごい使うかもしれない」と関心を寄せ、カズレーザーも「本当はどっち食いたいか自分でわかんない時、AIに頼んだら今の口に合うの一発で出してくれるみたいな“今日は中華の感覚です”って」とその実用性に期待するコメントを残した。

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