日本三景・天橋立をブルーインパルスが飛ぶか 京都の自治体が誘致に乗り出す

ブルーインパルスの飛行展示の映像を見る委員たち(市役所)

 2024年6月に市制施行70周年を迎える京都府宮津市が、記念事業の一環として航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の誘致に乗り出した。天橋立上空での飛行を目指し、委員会を設立した。

 ブルーインパルスは日本三景では松島(宮城県)と宮島(広島県)の上空を飛行しているが、実施されれば宮津市や天橋立では初となる。

 城﨑雅文市長や宮津商工会議所の今井一雄会頭(73)ら4人が委員を務めている。17日の委員会では市商工観光課が昨年7月に松島、今年11月に岐阜県各務原市で飛行した際の写真と動画を紹介した。

 観覧場所は島崎公園や天橋立ビューランド、天橋立傘松公園などを想定し、交通渋滞の緩和策を検討する必要性を確認した。委員からは「まちが一体となって誘致への機運を高めていくことが大切」との意見が出た。

 同課が作成した要望書を委員会で検討し、防衛省に提出する。可否が判明するのは3月ごろの見込み。

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