10月のひょう被害 県に支援を要望 JA長崎せいひ

大石知事に要望書を手渡す中川組合長(右)=県庁

 JA長崎せいひ(中川一範代表理事組合長)は28日、県庁を訪れ、10月27日のひょうによる被害に対する支援を大石賢吾知事に要望した。
 収穫直前のミカンは5億9200万円で、過去最悪の被害額となった。中川組合長は大石知事に要望書を手渡し「(被災農家に)早急な対応かつ被害に応じた中長期的な支援策を」と述べた。
 要望書によると、JA長崎せいひ管内の西海市西彼町では、最大でゴルフボール大のひょうが降った。今月20日時点の農林業の被害額は▽西海市=3億3200万円▽諫早市=1億3900万円▽西彼長与町=7200万円▽長崎市=5600万円。
 大石知事は「生産者の方々が意欲を維持していけるように迅速にやっていきたい」と応じた。

© 株式会社長崎新聞社