盛岡で岩手県震災追悼式 来年3月11日、被災地以外初めて

 岩手県は、東日本大震災から13年となる来年3月11日の追悼式を盛岡市で行うと決めた。これまでは沿岸被災地を会場に市町村と合同で実施してきたが、内陸は初めて。沿岸市町村から「単独で静かに追悼したい」との意向が示され、費用や事務の負担も考慮した。今後は盛岡開催を基本とする方向だ。

 追悼式は同市内丸のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)で午後2時40分~同3時40分ごろを予定。盛岡広域首長懇談会との共催で黙とうや献花をし、会場内に復興状況を紹介するパネルを展示する方向で調整している。

 同日午前は、達増知事と工藤大輔県議会議長が県民代表として陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園を訪れ、献花する。

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