「あれはPKではない」土壇場で白星逃したニューカッスル指揮官が疑惑の判定に落胆…「選手たちのプレーにはとても満足」

CLでの判定に異議を唱えるエディ・ハウ監督

ニューカッスルのエディ・ハウ監督が、疑惑の判定によってチャンピオンズリーグ(CL)での勝利を逃したことに肩を落とした。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

28日、敵地で行われたCLグループF第5節でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦したニューカッスル。グループステージ連敗で後がないチームは、25分にFWアレクサンダー・イサクのゴールで先制。その後はホームチームの猛攻を受けながらも守備陣が持ちこたえていたが、後半アディショナルタイムにPKを献上して同点弾を許すと、そのまま1-1のドローに終わった。

あと一歩のところで勝利を逃したニューカッスルは3位にこそ浮上したものの、自力でのグループステージ突破が消滅。ホームでの最終節は最下位ミランへの勝利が必須であり、そのうえで他会場の結果を待つことになる。

試合後のハウ監督は選手を労いつつ、判定には納得していないことを強調。同点につながったPKはDFヴァレンティノ・リヴラメントのハンドがとられてのものだったが、これは至近距離で一度胸に当たってから腕に当たったものであり、非常に微妙な判定に。指揮官は、ルール的にも決してハンドではなかったとの見方を示している。

「まだ納得はできていない。でも同時に、今日の選手たちのプレーにはとても満足している。彼らの献身性、実行力を考えるとね。我々には運があったが、最後にそれを使い果たしてしまったようだ。あれはPKだとは思わない」

「あのリプレイでは、ボールがどれだけ早く飛んでいったかがわからないだろう。ボールはまず胸に当たった。もしボールが先に手に当たっていたとしても、至近距離だったのだからPKにはならないはずだ」

「そしてまず胸に当たり、それからより低い位置にある手に当たったとしても、それはPKではない。一言でいうなら許されない判定だった。ただ、あの瞬間まで審判は良い試合をしていたと思う。レフェリーはいい試合をしていたと思う」

「ニック(・ポープ)はアウェイのミラン戦のようなパフォーマンスだった。選手たちは命懸けでゴールを守らなければならないことを受け入れてくれていたのだ。ただ、何度かのチャンスを逃してしまったことは否定できない」

「我々はまだ突破の可能性がある。それは忘れてはならないことだ。今日はすでに敗退していた可能性もあったかもしれない。だから、我々はまだ信じているよ。今シーズンはまた別のストーリーになるかもしれないとね」

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