土壇場PKで劇的ドローのPSG、エンリケ監督「今日は最初から勝つべき試合だった」

劇的ドローの試合を振り返るルイス・エンリケ監督[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、劇的ドローに終わった試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

28日、PSGはホームで開催されたCLグループF第5節でニューカッスルと対戦。勝てば決勝トーナメント進出が決まる可能性もあった一戦だったが、前半に先制を許す苦しい展開に。その後はチャンスを作りながらもなかなか得点に至らない時間が続き、このまま試合終了かに思われた後半アディショナルタイム、ハンドによってPKを得るとFWキリアン・ムバッペが確実に決めて同点に追いつき、そのまま1-1のドローに終わった。

この結果、自力で決勝トーナメント進出が決まる状況となったエンリケ監督は勝つべき試合だったと振り返りつつ、最終節では是が非でも勝利を狙う姿勢を明確にしている。

「フットボールはとても不公平なスポーツだと、心から思っている。ただ、これは他のスポーツを軽視するわけではないが、それによってフットボールを特別なものにしているのだろう」

「今日は最初から勝つべき試合だったのだ。我々は相手よりはるかに多くのチャンスを手にしており、相手陣内でのポゼッションもシュート数も我々の方が多かった。要するに、我々の方が上回っていたのだ」

「それでも、得点しなければ勝つことはできない。そして今夜、すべてが失われたかに思えたとき、最後の1分でPKからゴールを決めた。ビハインドだったときでも、最後まで後押ししてくれたファンには感謝すべきだろう。信じられない応援をありがとう」

「不思議なことに、決勝トーナメントへ行けるかどうかは完全に我々の手中にある状態だ。ドルトムントで勝てば、首位通過の可能性がある。だが、ドローなら敗退するかもしれない。そして他会場がドローなら、負けてもグループステージ突破だ。『死のグループ』と言われる理由がわかるよ。だが重要なのは、頼りになるのは自分たちだけということだ。そして目標は、ドルトムントに勝つこととなる」

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