標高496mの低山「千葉山」の紅葉…真っ赤に色づくドウダンツツジ 山頂には市内一望スポットも 静岡・島田市

白木愛奈アナウンサー:「ハイキングで有名な千葉山にやってきました。このハイキングコースを登った先に、綺麗な紅葉が待っているということで、どんな景色なんでしょうか? 楽しみです」

静岡県島田市にある「千葉山」は標高496mの低山です。そのハイキングコースは初心者にも歩きやすく、老若男女問わず多くの方に愛されています。そんな千葉山にはハイキング客に大人気の、紅葉スポットがありました。

白木アナ:「ハイキングコースを登って、どうだん原という場所にやって来ました。ご覧ください。右を見ても左を見てもこの距離で真っ赤に色づくドウダンツツジを楽しむことができるんです。深い赤が青空に映えます」

赤く染まった紅葉のトンネル。ハイキングコースを覆うように生えたドウダンツツジが、観光客を出迎えてくれます。

「どうだん原」は県内有数のドウダンツツジの群生地として知られていて、その数はおよそ8000本。一面が濃い赤色に染まります。またドウダンツツジは低木という特徴があり、モミジやカエデより近い距離で色づきを楽しむことができるのも魅力です。

藤枝から80代
「本当に奇麗。来て良かったなって。普通ケヤキとかはでっかい木がたくさんあるが、ここは低い木が重なり合っている。ちょうど山の斜面に生えているから、すごく奇麗」

吉田町から70代
「(紅葉が)ちょうどいい時だった。葉っぱが可愛い。(葉が)はらはら落ちるのもいいが、まだ木のところにくっついて見えるものいい」

またこの日、初めて来たというこちらの2人は、ハイキング中に撮った写真を見せてくれました。

静岡市40代(夫婦)
妻「思ったより紅葉が近いというか。ここまで登ってくるのはちょっと大変だったけど」
夫「唯一無二というか、素晴らしい景色ですごく気持ちのいい場所なので、季節の折々でまた景色も違うだろうし、また来たいと思う」

モミジやカエデとはひと味違った紅葉に、ハイキング客も大満足の様子。

島田市を一望できる景色も

一方で千葉山には紅葉以外の魅力も─

白木アナ
「どうだん原を通って、千葉山頂上付近まで来ました。そしてこちらにあるペンションでは紅葉とともに楽しめるものがあるそうなんです」

ハイキングコースを抜けた先、千葉山の頂上近くに店を構えているのが「スカイペンションどうだん」。1日2組限定の宿で、島田市を一望できる景色が人気です。

そんなこちらの宿で、紅葉とともに楽しめるものというのが─

スカイペンションどうだん 北澤俊孝 オーナー
Q.こちらはどういった料理?
A.「本日は真鯛を西京漬けにして、ソースのほうがフレンチでいうベルモットのソース」

千葉山の頂上で楽しめるのがこちらのランチ。フランス料理と多国籍料理を修行した、ペンションのオーナー自慢の一品です。(12月のお魚ランチプレート 2200円 要予約制)

白木アナ
「お魚がふわふわで、味噌の甘味とベルモットソースのクリーミーさがすごくマッチしていて、和と洋の融合ですね。」

スカイペンションどうだん 北澤俊孝オーナー
「西京味噌の甘味と香り。ベルモットソースのクリーミーさとレモンが入っているので、その酸味がマッチして美味しいと思う」

メニューは月ごとに変わり、こちらのメニューは今週土曜、12月2日から食べることができます。

平日でも観光客で賑わうという紅葉シーズン。ペンションでもシーズンの到来を心待ちにしていたといいます。

スカイペンションどうだん 北澤俊孝 オーナー
「一番千葉山に人が登ってくる季節なので、こちらも少し気合を入れてやらせていただいている。ハイキングで紅葉を見て、この景色を見ながら、お食事を楽しんでいただいて、楽しい思い出を作っていただきたい」

© 静岡朝日テレビ