未就学児が急にアレルギー症状… どう対応? 保育施設の職員、急変対応を学ぶ 沖縄・うるま市

注射薬「エピペン」の打ち方を学ぶ保育施設の職員ら=13日、うるま市役所

 沖縄県うるま市は13日、市内の保育施設で働く職員を対象に、保育施設での急変時対応の研修会を市役所で開いた。講師を務めた具志川消防署の真鳥義将さんは、0歳~未就学児が急にアレルギー症状を出したときの対応を指導。症状を改善する緊急補助治療剤として使用する注射薬「エピペン」の打ち方を説明した。

 保育施設の職員らは、「エピペンを持つときは上下先端のどちらにも親指をかけないように握る」「体の中で筋肉が多い太もも部分に注射する」など、注意事項を確認しながら、人形を使って模擬演習した。同市田場の小規模保育園「モン・ベベ」で働く松川香織さん(41)は「細かいことまで学べ参考になった」と話した。(中部報道部・又吉朝香)

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