「はばタンPay+」第3弾を販売へ プレミアム率は一律25%、来年2月募集

「はばタンPay+」アプリにログインすると表示される画面

 兵庫県は29日、スーパーや小売店、飲食店などで使えるプレミアム付きデジタル商品券「はばタンPay+(ペイプラス)」の第3弾を販売すると発表した。1口6250円分を5千円で購入でき、1人4口まで。来年2月に募集し、同3月中旬以降の利用開始を予定する。県は「出費が増える春の新生活などに活用して」と呼びかけている。

 今年8月と11月に募集した第1弾、第2弾ではプレミアム率50%の「子育て応援枠」を設けたが、今回は財源となる国の交付金が減ったこともあり、より多くの県民が利用できるよう一律25%とした。

 商品券の利用には専用のアプリが必要で、第2弾までと同じものが使えるようにする方向。スマートフォンに不慣れな高齢者らも申し込めるよう、市町や携帯電話販売店と連携してサポート体制を整える。

 県によると、第2弾では県内のコンビニや薬局、家電量販店なども含め、利用可能な店舗が約1万4千カ所に広がった。県は事業費約29億円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、12月1日開会の県議会定例会に提出する。(田中陽一)

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