学童野球の競技力向上へ 富山ウエスタンリーグ戦24年春開幕

新リーグの設立に向け、大会要項などを話し合った会議=北日本新聞西部本社

 学童軟式野球の富山県高岡、射水両市のチームが頂点を競う新たなリーグ「富山ウエスタンリーグ戦」が来春から始まる。高岡市スポーツ少年団北東リーグ戦に参加していた8チームと、射水市の3チームの計11チームが加盟。少子化が進む中でリーグを広域化し、競技力向上を目指す。ティーボール大会も開いて裾野拡大にも力を入れる。

 設立会議が26日に北日本新聞西部本社で開かれた。リーグは11チームが総当たりで争い、4~7月の前期、8~10月の後期に分けて試合を行う。勝ち点(勝ち3点、引き分け1点、負け0点)の合計で順位を決定。閉会式・表彰式は11月末に開く。1~4年生による総当たりのティーボール大会も並行して開く。

 会議では大会の要項や詳細なルールなどについて話し合った。実行委員長を務める戸出西部サンダース監督の中山強さんは「野球人口が少なくなる中で、子どもたちが射水のチームと交流しながら楽しく野球をしてもらえたらうれしい」と話した。リーグは実行委と北日本新聞社主催。

 ▽参加チーム=大島フェニックス、下関キングス、大門ファイターズ、大門JBC、高岡サンダーバーズ、戸出西部サンダース、能町ユニオンパワーズ、野村レッドイーグルス、伏木太田古府ヤングドリームス、二塚ヤンキース、牧野キッズ

北東リーグの歴史に幕 12月3日に「さよなら戦」

 富山ウエスタンリーグ戦の開始に伴い、1983年から続いてきた高岡市スポーツ少年団北東リーグ戦は今季で幕を閉じる。12月3日に「さよなら北東リーグ戦」を高岡市営福岡グラウンド(さくら球場)で開き、元気いっぱいのプレーで長い歴史を締めくくる。

 北東リーグ戦は伏木、万葉、野村など同市北東地区のチームが中心となって競い合ってきた。3日の試合では、本年度参加していた7チームの6年生計38人が4チームに分かれて、トーナメント戦を繰り広げる。

© 株式会社北日本新聞社