カセットコンロ爆発に注意!寒い季節の“鍋料理”使い方間違うと吹き飛ぶことも 「シュー」という音は危険のサイン

寒さが厳しくなってくると、食べたくなるのが鍋料理です。そこで登場する機会が増えるのが「カセットコンロ」です。
ただ、使い方を間違うと思わぬ大事故が起きることも。

(街頭インタビュー)
「急に寒くなったので秋が感じられなかった」

確かに、ことしの秋はあっという間に通り過ぎたような印象です。

29日、名古屋の最低気温は4.9℃で、12月上旬並みの冷え込みとなりました。

(街頭インタビュー)
「セーターとかコートとかを着始めた」
「乾燥が厳しい」

東海地方を始め、全国的に今週末にかけて冷え込みが強まり「初冬の寒さ」が本格化する見込みです。

そこで、食べる機会が増えてくるのは…。

(街頭インタビュー)
「温かいものとか辛いもの、やっぱり鍋かな」
「鍋ですね、やっぱり」

鍋が食卓にのぼるとなれば、使う機会が増えるのが「カセットコンロ」。

しかし、その使い方を誤ると、思わぬ事故になりかねません。

実際にカセットコンロを使った実験の映像があります。

突然、カセットボンベから立ち上る炎。

その原因について名古屋市消防局に尋ねると…

(消防局予防部予防課 林尚良消防士長)
「カセットボンベが正しく装着されず、ガスが漏れてしまい点火時に引火」

カセットボンベを正しく装着するためには、まず取り扱い説明書をよく読むことが大事です。

コンロに装着したあとにシューというガスが漏れる音が聞こえたり異臭がしたら、すぐに使用をやめることが大切だといいます。

次は、焼きそばなどを調理するために鉄板を温めることを想定した実験です。

鉄板が大きいために、1枚の鉄板の下にコンロを2台置いて直接温めていると…。

大きな爆発音と共に吹き飛ぶカセットコンロ。

(消防局予防部予防課 林尚良消防士長)
「カセットボンベが熱せられて爆発してしまう」

ボンベが高温になり圧力感知安全装置が働き、1つのコンロの火は消えました。

しかし、隣のコンロからの熱が鉄板を通じて伝わり、火が消えたコンロのボンベは熱せられ続け…、爆発してしまったのです。

(消防局予防部予防課 林尚良消防士長)
「カセットコンロを覆うような鍋や鉄板を使わないように」

一方、石油フアンヒーターの前に、あえてボンベを置いて調べた実験映像では、熱せられたボンベが爆発。

実際に、こうした不用意なボンベの扱い方が原因となった事故も、これまでに起きているとのこと。

ぜひ、この冬の鍋料理をおいしく「安全に」楽しんでください。

とにかく、カセットコンロから何らかの異音・異臭がしたら、すぐに使用をやめる。

覚えておきたい注意点です。

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