広島カープ主力選手の契約更改。29日は今シーズン、特に印象深い活躍の多かった 上本崇司 選手が交渉の席に臨みました。
広島カープ 上本崇司 選手
― サインはされましたか?
「サインしました。はい」
今シーズンは、4月に国内FA権を取得したものの、シーズン終了後、権利を行使せず、チーム残留を表明。球団からは攻守におけるユーティリティー能力を引き続き評価され、およそ1200万円アップの推定4100万円でサインしました。
2900万円(推定)→4100万円(推定)
上本崇司 選手
「(球団からは)打順も1番から8番、守備も6ポジションを守って、レギュラー陣が抜けた穴を埋めてくれて助かったと言っていただきました」
今シーズン、開幕スタメンは逃したものの、シーズン前半は 小園海斗 の不振もあって、主にショートでスタメン出場した上本。ベンチスタートの場合でも代打としてチャンスメイクに貢献し、代打打率はチームトップの.467と結果を残しました。
また、盗塁も自己最多のシーズン8盗塁を記録。
球場アナウンス(7月22日)
「4番・セカンド上本」
7月には 西川龍馬 のけがによる不在を受けて、プロ入りして初めて4番でのスタメンを経験。驚きの起用にも「つなぎの4番」として 新井貴浩 監督の期待に応え、チームを支えました。
上本崇司 選手(8月2日 DeNA戦)
― さすが4番!(ファンの声)
「いや、4番じゃないです。4番目ですから。ぼくに4番のプレッシャーとか知ったこっちゃないんで、ぼくはぼくらしくやろうかなと思っています」
しかし、8月の阪神戦で走塁中に太ももを痛め、登録抹消となった影響もあり、昨シーズンより少ない84試合の出場にとどまりました。
試合84 打率.259 本塁打1 打点17
上本崇司 選手
― 今季のチームについて
「やっぱり、あそこまで行ったので、くやしいっていう気持ちが一番なんですけど。始まる前から最下位という下馬評が多かったので、そこは『見返してやろうぜ』という全員の思いでやれたことは、すごくよかったなと思います。」
― 来季に向けて
「優勝したいですし、監督をマツダスタジアムのマウンドで胴上げして、またファンのみなさんの喜んでいる顔が見られたらいいなと思います」