県産小豆&レモン使った新たな菓子を作りたい 菓子メーカーが勉強会 学生のレシピも検討 「若い感性・感覚は勉強になる」

広島県内産の小豆などを使って新しい菓子を作ろうと、菓子メーカーの勉強会が広島市で開かれました。

県菓子工業組合が開いた勉強会…。テーブルに並べられたのは県内産小豆とレモンを使った菓子の試作品4点です。広島市にある専門学校が製作したもので、うち2点は学生がレシピを考えました。

県菓子工業組合 大谷博国 理事長
「若い人の感性、感覚で新しいお菓子を作ってくれる、これは非常に我々にとりましても視野が広がる、勉強になることだと思います」

今回、メインの材料は小豆です。

広島酔心調理製菓専門学校 山田勝久 実習教員
「つぶあんをしっかり食べられるように中にしっかり詰め込んでありますので、味わって頂けたらと思います」

それぞれのメーカーの人が試食して、気に入ったものがあれば商品化に向けて磨きをかけてもらいます。

柴田和広 記者
「これが県内産の小豆です。大納言という粒の大きい品種で、つぶあんに向いています」

国産小豆のほとんどは北海道産という中、組合は6年前、県内産小豆を使った菓子を作ろうと、JAに生産を依頼しました。これまでに8つのメーカーが商品化しています。

御菓子所高木 加藤博基 社長
「ずいぶん品質がよくなってますので、粒も北海道なんかよりかなり大きいですし、食べ応えはあるのかなと思ってます」

お菓子の出来はどうだったのでしょうか。

やまだ屋 中村靖富満 社長
「洋菓子に大納言小豆を使って頂いたり、色んな工夫があって、大変興味深いレシピだと思いますので、持ち帰ってまた会社の工場の方で、色々試してみたいと思っています」

もしかしたら、広島を代表するような新しい菓子が誕生するかもしれません。

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