デンマーク代表、hummelの「隠れ名作ユニフォーム」4選!両者は2032年まで契約延長が決定

デンマークサッカー協会(DBU)とテクニカルスポンサーであるスポーツブランドhummelは22日、8年間のパートナーシップ延長合意を発表した。契約期間は2032年まで。契約金などは非公表。

この契約延長により、2032年までhummelは全てのカテゴリーでのデンマーク代表チームをサポートする。

また、2032という数字は同年に開催予定のUEFA欧州選手権(EURO2032)までを視野に入れたことを意味する。

DBUとhummelの関係が始まったのは1979年1月から。その後の2004年から2016年までのadidas期を除き、両者はパートナーとしていくつもの国際舞台を戦ってきた。EURO1992優勝など、デンマーク代表の栄光は常にhummelと共にあったといっても過言ではない。

hummelはデンマーク代表にいくつもの名作ユニフォームを残しているが、その一方で隠れ名作と呼ばれる“やや日陰な”ユニフォームも存在する。

ここでは、そんな隠れ名作から4つのユニフォームをご紹介したい。

2002 ホーム

デンマーク代表 2002 hummel ホーム ユニフォーム

選手:イェスパー・グレンケア

2002年の日韓ワールドカップで使われたにもかかわらず、なぜか印象が薄く海外のユニフォームファンの間でも過小評価気味な2002モデル。

このユニフォームが登場した頃は、hummel×デンマークというとまだ80年代や90年代のイメージが強かった時代。また、日韓W杯ではグループステージを韓国で戦ったこともあり(日本での試合は敗れたラウンド16のイングランド戦のみ)、日本でもそれほど強い印象は残せなかった。

クラシックでhummelの正統的な好デザイン。このレトロでシンプルな外観は今の時代こそ街着向きと言える。

1994 ホーム

デンマーク代表 1994 hummel ホーム ユニフォーム

選手:ミカエル・ラウドルップ

1994年アメリカW杯の出場権を逃したため大舞台で使われることがなく、主にEURO1996予選などで使用した1994モデル。いわゆる“谷間の時代”のユニフォームだ。

右半身にのみhummelの象徴であるシェブロンを垂直方向に並べる異色のアシンメトリースタイルが印象的。シャツ全体に光沢のある透かし模様を散りばめている。

このユニフォームを着たデンマークはEURO1996予選を2位で突破し、ストレートでの本大会出場を決めた。

2000 ホーム

デンマーク代表 2000 hummel ホーム ユニフォーム

選手:アラン・ニールセン

EURO2000という大舞台で使われたにもかかわらず印象が薄いホームユニフォーム。それはグループステージを3戦全敗の最下位で終えたことや、その大会で1試合しか使われなかったことに起因するのかもしれない。ちなみに着用したオランダ戦は0-3で敗れている。

だがユニフォーム自体は非常に興味深いものだった。胸元は珍しいジッパータイプで、これはマンチェスター・ユナイテッドの98-00モデルを彷彿させる。そして腹部には大きなエンブレムの透かしデザイン入りだ。

EURO2000では散々な成績となったが、2002日韓W杯欧州予選はこのユニフォームを着てグループ3を首位突破した。

2017 スペシャル

デンマーク代表 2017 hummel ドイツ戦 スペシャルエディション ユニフォーム

選手:クリスティアン・エリクセン

デンマークが奇跡を起こしたEURO1992の優勝。その25周年を記念した1試合限定のユニフォーム。襟付きのクラシックなスタイルで、肩から袖にかけて白く彩るデザインは92年当時のユニフォームを思わせる。

このスペシャルエディションは92年大会・決勝の相手ドイツとの親善試合で着用。2017年6月6日にブレンビー・スタディオンで行われた試合は1-1の引き分けに終わった。

【関連記事】日本代表、復活を期待したい「シンプルなユニフォーム」5着

右袖には記念パッチを装着し、胸と背中にはEURO1992優勝メンバーの名前を刻んだ特別仕様の番号を付けていた。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

© 株式会社ファッションニュース通信社