今や国民的バンド・緑黄色社会、大阪城ホールでツアーファイナル

今年も『NHK紅白歌合戦』への出場が決定した4人組ロックバンド・緑黄色社会が、2023年12月から2024年1月にかけて、アリーナツアー『リョクシャ化計画2023-2024』を開催。関西では1月13日・14日の2日間、「大阪城ホール」(大阪市中央区)にてライブをおこなう。

緑黄色社会

高校の同級生だった長屋晴子(Vo.G)、小林壱誓(G)、peppe(Key)、小林の幼馴染の穴見真吾(B)によって2012年に結成された緑黄色社会。若手バンドの登竜門『閃光ライオット』で準優勝したことで注目を集め、2020年に楽曲『Mela!』が情報番組『スッキリ!』内の企画「ひとつになろう! ダンスOMEプロジェクト」の課題曲にとして選出。

ダンス動画がTikTokで拡散され、ストリーミング再生数が3億回を突破するなど、一躍TikTok世代を象徴するスタートとなったのは周知の通りだ。

緑黄色社会の魅力といえば、やはりボーカルの長屋晴子ののびやかで透明感のある歌声と、それを生かしたメロディアスでキャッチーなソングライティング。次々に表情を変える疾走感あふれるサウンドメイキングだ。

長屋の歌唱の誰もが聞きほれるような「エヴァーグリーンな魅力」と刹那な時代を象徴する「今っぽさ」が融合した緑黄色社会ワールドは、若者はもちろん、耳の肥えた音楽ファンをも唸らせるオリジナリティにあふれている。

2022年は初の「日本武道館」公演を2日間にわたり開催し、年末には『NHK紅白歌合戦』に初出場。国民的人気バンドの座を揺るぎないものにした。今回は彼らにとって初のアリーナーツアー、しかも大阪公演がツアーファイナル。スペシャルな夜となることは間違いない。

文/井口啓子

『リョクシャ化計画 2023-2024 at 大阪城ホール』

日時:2024年1月13日(土)・18:00〜、1月14日(日)・16:00〜
会場:大阪城ホール
料金:普通指定8000円、ほか

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