初めてのアーチェリー「途中から当たり出して楽しく」 京都・南丹で体験教室

真剣な面持ちで的を狙う参加者たち(南丹市日吉町・市日吉アーチェリー射場)

 京都府南丹市日吉町の市日吉アーチェリー射場で11月26日、初心者向けのアーチェリー体験教室が開かれた。地元の愛好家らの指導で市民19人が真剣な面持ちで的を狙い、矢が中央に当たると歓声を上げた。

 1988年の京都国体でアーチェリーの開催地になった縁で、旧日吉町が翌年に整備した射場を活用し、市スポーツ協会と市教委が毎年行っている。

 正式な競技では的から30メートルや70メートル離れて射るが、10メートルで挑戦。参加者は南丹アーチェリークラブの6人から「少し下を狙う感覚で射れば中心に当たる」との助言を受け、半身で立って弓矢を構え、弦を引いた。

 初めは的から大きく外す人もいたが、自由練習や試合形式で約2時間体験し、感覚をつかんだ。矢が中心近くに刺さると、周囲から拍手を送られた。初体験の同市園部町の男性(58)は「途中から当たり出して楽しくなった。もっと体験したい」と話した。

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