インドネシアの環境問題紹介 現地の小中高生が東唐津小訪問

インドネシアの子どもたちが、東唐津小の児童たちに絵をプレゼントした=唐津市の同校

 インドネシアで環境保全活動に取り組む小中高生3人が22日、唐津市の東唐津小を訪れた。森林の減少など環境問題への取り組みを発表し、交流を深めた。

 公益財団法人オイスカ(東京都)による環境教育支援の一環。「子ども親善大使」として来日した3人は、インドネシアの食や環境問題について「(海岸浸食が進み)洪水の中での登校が当たり前になっている」と日本語で紹介。「焼き畑や山火事、開発が進んで木々が減っている。植えた木を管理する大切さを伝えていきたい」と話した。民族衣装を身に着け、伝統的な踊りも披露した。

 東唐津小の児童は虹の松原の清掃や松ぼっくりを生かした置物作りなどを報告した。高校1年のムハマド・アルファ・アルザラインさんは「松ぼっくりを生かしたクラフトなど、とてもクリエーティブ。災害が起きないよう松原を長く守っていることが分かった」と感心し、東唐津小6年の坂本優月さんは「学校が水につかると聞いてびっくりした。木を植えたり、自分たちで環境を改善する取り組みがすごいと思った」と話した。(横田千晶)

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