コンビニ設置の「緑の募金箱」の善意で幼稚園に植樹 園児「木をもらってうれしい」

植樹式で木の根元に土をかける園児や関係者ら(舞鶴市布敷・池内幼稚園)

 京都府舞鶴市布敷の池内幼稚園でこのほど、コンビニ大手「ローソン」の募金を活用した学校環境緑化モデル事業の植樹式があった。園児らが園庭に加わった木の成長を心待ちにした。

 同事業はローソンが各店舗に設置する「緑の募金箱」の募金を公益社団法人国土緑化推進機構(東京都)に寄付し、全国の小中学校などで2006年から実施されている。池内幼稚園は府内では26件目という。

 園庭にはシラカシとアラカシ、ネムノキ、ジューンベリー、ヤマボウシ各1本とフジ2本を植樹。式には5歳児44人が参加し、同園の櫻井成親理事長が「木々が皆さんとともに成長していくのを喜びたい」とあいさつ。園やローソン、事業事務を担った京都モデルフォレスト協会の関係者が園児とスコップで木の根元に土をかけた。

 参加した園児(5)は「木をもらってうれしい。育つのが楽しみ」と話していた。

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