今夜は全国的に冷える 寒い12月スタートに 週明けは気温上昇傾向

 きょう(木)午後も寒気の流れ込みが続くため、北日本は山沿いを中心に大雪に注意が必要となる。北陸の平野部は冷たい雨の所が多いが、これまでに雨量が多くなっている地域は土砂災害に警戒・注意が必要だ。

 太平洋側で晴れる地域も、きのうより風が冷たく、今夜以降は冷え込みが強まる見込み。あす1日(金)~2日(土)は、全国的に師走らしい寒さが続きそうだ。

■寒気が影響

北日本の日本海側はこれからあす(金)午前中にかけて、山沿いを中心にさらに積雪の増えるおそれがある。路面状態の悪化など、交通への影響に注意が必要だ。北陸の平野部はこの後も雨の所が多いが、すでに雨量が多くなっている地域は土砂災害に警戒・注意が必要となる。また、きょう(木)夕方にかけては、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。

 あす(金)~2日(土)も、日本海側は雪や雨の降る所が多い見込み。太平洋側は晴れ間があるが、あす(金)午前中は関東や東海など、雲の広がりやすい所がありそうだ。なお、この2日間は全国的に気温が低めの所が多くなるため、服装や体調管理に注意したい。

■気温上がる

 3日(日)は気温が徐々に上がり始めるが、日本海側は雨や雪の降る所が多い見通し。低気圧が通過する東北は、雨脚の強まる所がありそうだ。4日(月)は北陸や北日本で11月中旬並みの気温になるなど、場所によってはほんのり暖かいくらいだが、天気は西から下り坂に向かう見通し。5日(火)は日本の南を低気圧が通る影響で、太平洋側でも雨の降る所が多くなりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ