廃業した飲食店を営業中と装ってコロナ協力金250万円をだまし取る 詐欺の疑いで夫婦を逮捕 沖縄・宜野湾署

 沖縄県警宜野湾署は29日、新型コロナウイルス感染対策の休業や時間短縮営業などに応じた飲食店への協力金計250万円をだまし取ったとして自称会社経営の男(47)と、妻で自称マリンレジャー業の女(37)=いずれも今帰仁村=を詐欺の疑いで逮捕した。署は捜査に支障が出るとして、認否を明らかにしていない。同協力金の詐欺での摘発は県内初。

 逮捕容疑は、2021年3月ごろ~6月24日までの間、共謀の上、飲食店の営業実態があるかのように装い、「県感染拡大防止対策協力金」の申請書に虚偽の内容を記載し、2回にわたり計250万5千円をだまし取った疑い。

 署によると、2容疑者は中城村で飲食店を経営していたが、21年3月以前に廃業していたという。

 22年3月に県商工労働部から署に相談があり、発覚した。

(資料写真)パトカー

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