青森県内、雪化粧再び 前日から6~10度冷え込む

ぬれ雪を傘でしのぎ、冬景色の青森市内を歩く市民=29日午後2時半、桜川1丁目

 29日の青森県内は、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で断続的な雪となった。最高気温は各地で前日から6.3~10.8度低くなる冷え込みで、津軽や下北を中心に再び冬景色に包まれた。

 青森地方気象台によると、各地の最高気温は青森と五所川原4.2度、八戸3.9度、弘前3.6度、など。平年値からも3.0~5.6度低く、多くの地点で12月中旬~1月上旬並みの寒さだった。青森市では朝から断続的にみぞれやあられ交じりの雪が降り、市民はぬれ雪が積もる歩道を注意深く行き交った。

 29日は西風も強く、各地の最大瞬間風速は青森21.4メートル、深浦20.8メートル、八戸と鯵ケ沢20.0メートルなど。JR青森支店によると、五能線では強風の影響で上下6本が運休または区間運休、同4本に最大120分の遅れが出た。

 気象台によると、30日の県内は引き続き雪となり、ふぶくところや雷を伴うところがある見込み。各地の予想最高気温は青森と弘前、むつ1度、深浦2度、八戸3度。

© 株式会社東奥日報社