PTA広報紙コンクール、根城中(青森・八戸市)全国2位 「生徒が見て楽しめる」評価

根城中PTA発行の広報紙「大銀杏」
熊谷市長(左)に受賞を報告する上野委員長(中)と富岡会長

 全国の小中学校PTAが発行する優秀な広報紙を表彰する本年度の「全国小・中学校PTA広報紙コンクール」(日本PTA全国協議会主催)で、八戸市立根城中学校父母と教師の会(富岡朋尚会長)の「大銀杏(おおいちょう)」が中学校の部で最高賞に次ぐ「日本PTA全国協議会会長賞」に輝いた。担当の上野幸(かみの・みゆき)広報委員会委員長は「広報紙には学校と保護者、地域との連携を強める役目があるが、私たちは生徒が見て楽しんでもらうことを心がけている」と話し、その狙いが評価された-と喜んでいる。

 28日、富岡会長と上野委員長、竹花和人校長が八戸市庁を訪れ、熊谷雄一市長に受賞を報告した。

 同校が導入した女子生徒用のスラックス制服をPTAメンバーが試着し、着心地をリポートしたページが話題になり、上野委員長は「(女子生徒のスラックスは)デリケートな内容で学校も難色を示したが、時代の流れは無視できないと試行錯誤を重ねてこのページができた」と説明した。

 また、先生の人柄を紹介したコーナーもあり、富岡会長は「コロナ禍で先生と保護者との理解が薄い状態になった。このような記事が再び人として先生と向き合うきっかけになれば」と期待した。

 竹花校長は取材に「根城中のPTA広報紙は写真やレイアウトが上手だと感じていたが、実際に全国で表彰され、いろいろなところで認められていることは素晴らしい」と語った。

© 株式会社東奥日報社