国民・前原誠司氏が離党で新党立ち上げ意向 教育無償化を掲げる党名に

前原誠司氏

 国民民主党の前原誠司代表代行が離党し、新党を立ち上げる意向を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。同日午後に記者会見を開いて説明するとみられる。

 新党は教育無償化を掲げた政党名となる見通し。合流するのは、滋賀県の参院議員、衆院議員らの名前が浮上している。

 前原氏は自民寄りの党運営を進める玉木雄一郎代表に反発。今年9月の党代表戦で「非自民、非共産勢力の結集」を訴えて、維新などとの連携強化を目指したが、玉木氏に大差で敗れていた。11月下旬に地元関係者に離党する意向を伝えていた。

 前原氏は衆院京都2区選出で当選10回。京都府議(左京区選出)を経て1993年衆院選で初当選。民主党政権では国土交通大臣や外務大臣などを歴任した。

 来年2月の京都市長選を巡って、国民京都府連は地域政党京都党政策顧問の元市議村山祥栄氏(45)の推薦を決めている。その扱いがどうなるかも注目される。

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