CL5連勝飾ったマドリー、アンチェロッティ監督は活躍止まらぬベリンガム絶賛「フットボールへの贈り物」

CLで無傷の5連勝を飾ったアンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での勝利に満足感を示した。クラブ公式サイトが伝えている。

29日、ナポリとのCLグループC第5節に臨んだマドリー。すでに決勝トーナメント進出を決めた中での一戦、いきなり失点を許しながらもFWロドリゴ・ゴエスのゴールで同点とすると、MFジュード・ベリンガムのゴールで逆転に成功。後半に入り一度は同点に追いつかれたが、終盤にMFニコ・パス、FWホセルのゴールで突き放し、4-2で勝利した。

この勝利でCLグループステージ首位通過が決定したアンチェロッティ監督は、激しい試合を制したチームを称えている。

「トップレベルのチームとの、競争力ある試合だった。我々は焦らずボールを保持していたし、後方からの展開もうまくできたと思う。ただ、守備面ではよりうまくやれたはずだ」

「我々には疲労があり、筋肉が痙攣する選手もいた。今日はオープンで非常に激しい試合だったから、それは当然だろう。両チームとも多くのトランジションがあり、かなりの疲労があった。とはいえ、土曜の試合まで回復する時間はある」

また、アンチェロッティ監督は今季加入以来、活躍が止まらないベリンガムにも言及。フットボール界への贈り物だと絶賛しつつ、クラブレジェンドであるジネディーヌ・ジダン氏との比較にも触れている。

「彼は毎日、毎試合驚かせてくれる。フットボールへの贈り物だろう。彼のチームメイトやファンは、ポテンシャルとポジティブなイメージを持った選手が見られて喜んでいる。この調子を続けてくれることを願うよ。そして、我々は彼が20歳であることを心に留めておかなければならない」

「彼は今日のフットボールにとって理想的な選手だ。激しさを持ち、素早くフィールドをカバーできる。真面目でプロフェッショナルで、ドレッシングルームでも非常にうまくやっているよ。 周囲とも仲良くやっているが、スペイン語を上達させる必要はあるね。もちろん、完璧な人間などいない」

「彼をジダンと比較するのは難しいだろう。2人は世代が違うのだ。ベリンガムはジダンにないボックス内へ侵入する力があり、ジダンにはベリンガムにない個人のクオリティがあった。そして現代フットボールでは、フィジカルが強くピッチを素早くカバーできる選手が必要とされている」

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