ご当地漫画「八十亀ちゃん」を活用した名古屋市の広報が好評 「わかりやすい」とコメントも

名古屋市からのお知らせ漫画より

名古屋発のご当地漫画「八十亀ちゃんかんさつにっき」(一迅社刊)の原作者・安藤正基さんが、名古屋市からのお知らせを4コマ漫画化し、名古屋市広報課のX(旧ツイッター)アカウントで配信されています。この投稿にXでは、内容が「わかりやすい」などと話題になっています。

「SKE48」「BOYS AND MEN」なども登場

「ゴミの分別」4コマ漫画より

名古屋市では2023年5月から2024年3月まで、各月3つの広報テーマを設定。イベントのお知らせやゴミの分別、救急医療の適正利用といったさまざまなテーマに沿って、安藤正基さんが4コマ漫画を制作しています。4コマ漫画のユーモアあふれるストーリー展開で、名古屋市の施策に興味を持ってもらおうと始めた取り組みです。

漫画では「八十亀ちゃんかんさつにっき」のメインキャラクターだけでなく、名古屋を拠点に活躍するグループも登場。「SKE48」や「BOYS AND MEN」「TEAM SHACHI」のメンバーのほか、元SKE48・須田亜香里さんも4コマに姿を見せます。

名古屋市の広報担当者「これまでにない手応え」

「図書館100周年」4コマ漫画より

名古屋市広報課のアカウントでは「(スタンプラリーの告知に対し)周ってみようかな」などのコメントや、漫画を紹介する安藤正基さんのアカウントでも「これ面白い」とのコメントが寄せられています。

名古屋市の広報担当者は「今回の『八十亀ちゃんかんさつにっき』をはじめする安藤正基さんの4コマ漫画での配信は毎回反応が良いです。名古屋市広報課アカウントのこれまでにない手応えと盛り上がりを感じています」と評価。今後も市民の皆さんにわかりやすく市の施策を広報していくので、ぜひフォローしてほしいと呼びかけています。

(「八十亀ちゃんかんさつにっき」原作者)安藤正基さんのコメント
「こういった広報で作られる漫画はどうしても当たりさわりのないお堅い物が多い…というイメージがあります。なるべく若い人に読んでいただいても退屈ではないものになるよう心掛け、市からのお知らせを知るきっかけになっていただけたら嬉しいです」

2024年3月末までに12作品を制作予定

これまで配信された漫画は、名古屋市広報課のXアカウントでポストされたほか、キャンペーンサイト(https://tv-aichi.co.jp/yatogame_chan/n/)にも掲載されています。11月末の時点ではすでに21作品が配信・掲載されていて、2024年3月末までにさらに12作品が制作される予定です。

■「八十亀ちゃんかんさつにっき」とは
名古屋市を中心に、東海3県の習慣や文化、観光地、グルメ、方言などの特徴を他都市と比較しながら「自虐ネタ」で面白おかしく紹介する4コマ漫画。地域外の方には新鮮で、地元民にとっては思わずニヤリとしてしまうコメディー作品。

実在する商品や企業が多く登場するため、地元で高く注目されているのも特徴の1つ。書籍売上の約70%を東海地区が占めている。2019年4月にはテレビアニメの放送がスタート。現在までに4シリーズ計46話が放送・配信されている。

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