静岡県御前崎市は、ハラスメント行為があったとして消防局と市立病院の職員を、それぞれ減給と停職の懲戒処分にしました。
11月30日付で懲戒処分を受けたのは、御前崎市消防本部の主幹(47)と市立御前崎総合病院診療技術部の科長(57)です。
市によりますと、御前崎市消防本部の主幹は、複数の職員に対して「なぜできないのか」などと暴言を吐く威圧的な態度やあいさつを無視するなど、精神的・身体的苦痛を与える行為を繰り返したということです。
御前崎総合病院診療技術部の科長は、複数の女性職員に対しボディータッチなどの行為を繰り返し、さらに上司の指導を受けた後も、相手が嫌がっていることを認識しながら行為を繰り返したということです。
このため市は11月30日付で、消防本部の主幹については減給10分の1(1か月)、診療技術部の科長については停職3か月の懲戒処分としました。
御前崎市の柳澤重夫市長は「職員のハラスメント行為は複数の職員に対して身体的・精神的苦痛を与えるなど、職場環境を悪化させ誠に遺憾。職員の管理、指導・監督、コンプライアンスの遵守を徹底して行く」とコメントしています。