中国の38歳人気配信キャスター、エチオピアで強盗に刺され死亡 犯人も中国人との報道で韓国でも衝撃

中国で配信キャスターをしている有名放送人、シャオタオさんが滞在先のエチオピアで強盗ともみ合いの末殺害されたと、韓国メディアのwikitreeが報じた。

同メディアは30日、中国チャイナプレスの記事を引用しながら「シャオタオさんは26日、アフリカ・エチオピアの滞在先であるホテルでスマートフォンを盗もうとした強盗とけんかになり、凶器で7回刺され死亡した」と記述した。故人は38歳だったという。

現地時間で夜中の3時ごろ、殺人犯はシャオタオさんの部屋へ侵入。枕元にあった故人の高額スマートフォンを盗み部屋を出ようとしたところ、物音に気付いたシャオタオさんが目を覚まし口論に。その後取っ組み合いになり、犯人は持参していた凶器で殺害後、窓から逃亡した。

通報を受けた警察に間もなく逮捕された犯人は、シャオタオさんと同じく中国人だったことが判明。容疑者は犯行を否認したが、左手にある血痕がシャオタオさんのものであり、現場に残されていた足跡も一致していた。

シャオタオさんの知人は「事件が起きた現場はヒドイものだった。ふとんは血で真っ赤に染まっており、床は血の海だった」「シャオタオさんは中国文化を広めるためにエチオピアに来ていたのに、残念だ」と悲痛な思いを伝えた。

シャオタオさんの遺族はビザなどの手続きが整い次第、現地に向かう予定だ。

突然の訃報を知った中国のネットユーザーは、「謹んで故人のご冥福をお祈りします」「悲しすぎる」「亡くなる数時間前まで、オンライン配信をしていたのに信じられない」「記事を見てとても驚いた」などと追悼した。

現地の警察は現在、容疑者から詳しい経緯を調べている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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