岩国基地離陸のオスプレイが墜落 広島からも飛行中止求める声

鹿児島県の屋久島沖で墜落したアメリカ軍の輸送機オスプレイは、山口県の岩国基地から飛び立ちました。

広島でもたびたび機体が目撃されおり、県や市民団体が飛行の中止を申し入れました。

11月29日、山口県の岩国基地を離陸するオスプレイ。

機体は、沖縄県の嘉手納基地に向かう途中、鹿児島県の屋久島沖に墜落しました。

8人が乗っており、第10管区海上保安本部が見つかっていない7人の捜索を続けています。

これは4年前、広島市内で撮影された映像です。

機体は県内でもたびたび目撃されており、県によると、2023年4月から9月の間に廿日市市と北広島町で計3件の目撃情報がありました。

今回の事故を受け、広島の市民団体は政府にオスプレイの飛行中止を申し入れました。

■岩国基地の拡張・強化に反対する広島住民の会 新田秀樹さん

「広島に近い岩国基地に頻繁に立ち寄るということで危険がこの近くにもあるということだと思う。危険な飛行についてはやめてほしいと政府に対して言い続けたいと思います」

また、広島県も政府に対し「事故原因を究明すること」や「安全が確認されるまで、国内でのオスプレイの飛行を自粛すること」などをアメリカ側に申し入れるよう要請したということです。

【2023年11月30日放送】

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