開幕券、超早割1日券など用意、大阪・関西万博が500日前でチケット前売り販売を開始

2025日本国際博覧会協会は11月30日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)入場チケットの前売り販売を始めた。同日には、開幕500日前イベントが東京・虎ノ門ヒルズステーションタワーで開かれた。前売りでは「開幕券」「前期券」「超早割1日券」「早割1日券」を販売。チケットの販売とともに、パビリオンやイベント情報を提供し、開催に向けて盛り上げを加速する。

イベントに参加したファーストサマーウィカさんとFANTASTCS from EXILE TRIBEメンバーら

入場チケットは「EXPO2025デジタルチケット公式販売Webサイト」や、同協会と契約した旅行代理店などの販売事業者から購入できる。

大阪・関西万博では、来場者の安全で円滑な移動を実現することを目的に、来場日時のほかパビリオンやイベント、展示などの予約制度が導入される。

チケットは、前売りチケットとして4月13~26日まで1日入場できる「開幕券」(大人1人4千円)のほか、24年10月6日まで得な価格で購入できる上にパビリオン予約の特別抽選の権利が付いた「超早割一日券」(同6千円)などを販売。会期中では、1日券(同7500円)、平日券(同6千円)、夜間券(同3700円)が購入できる。このほか、会期中に何度でも来場できる「通期パス」(同3万円)や団体パス、期間限定の夏パスなど、多くの券種が用意される。

チケット券種

「時代が変わるが万博が与えるインパクトは変わらない」

トークセッションの様子

イベントでは、万博のチケット券種や魅力を紹介するトークセッションを開催。大阪・関西万博の石川勝会場運営プロデューサーのほか、ゲストとしてタレントのファーストサマーウイカさんとスペシャルサポーター就任が発表された歌手のFANTASTCS from EXILE TRIBEのメンバーが登壇した。

ファーストサマーウィカさんは「70年の大阪万博では動く歩道が会場で初めて導入されるなど、生活便利になる『きっかけ』を作ってきた万博。私たちの生活に密着するものが生まれる瞬間を目にしたい」と開催に期待を込めた。FANTASTCS from EXILE TRIBEの中島颯太さんは「大阪出身だが、世界中の人や、未来にワクワクするものが集まることは楽しみだ」、八木勇征さんは「エレベーターや携帯電話など、常日頃から僕らが使っているものが万博で生まれている。会場で新たなものが作られるきっかけをその目でみてほしい」と話した。石川会場運営プロデューサーは「時代が変わるが万博が与えるインパクトは変わらない」と強調した。

このほか、万博会場にはシグネチャーパビリオンなど多種多様なパビリオンが立てられるほか、未来社会ショーケース事業の発表、催事、史上初の万博会場の象徴として1周およそ2㌔の世界最大級の木造建築となるリングが設けられることなどが紹介された。

大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、25年4月13日から10月13日までの184日の間、大阪・夢洲で開かれる。

チケット基本デザイン

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