マイナンバーひも付けミス143件 総点検で判明、栃木県が発表 誤りは修正済み

栃木県庁

 栃木県は30日、障害者手帳などとマイナンバーのひも付けに計143件の誤りがあったと発表した。国の指示を受けて行っていた総点検で判明した。誤りはすでに修正し、個人が特定される情報の流出はないとしている。

 誤りが見つかったのは、難病患者に対する特定医療費の支給で66件、精神障害者保健福祉手帳で16件、身体障害者手帳で15件など。申請を受け付けた際にマイナンバーなどの確認が徹底されていなかったことや、システムに情報を登録する際に入力を誤ったことなどが原因という。

 マイナンバーカードを巡っては全国で保険証や障害者手帳情報などでひも付けの誤りが見つかり、国の通知に基づき県は7月から総点検を行っていた。

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