「絶対許せません」ワクチン接種後に死亡した女性の遺族が愛西市を提訴 愛知・愛西市

テレビ愛知

愛西市で新型コロナワクチンを接種した後に女性が死亡した問題で、遺族が11月30日、愛西市に約4500万円の損害賠償を求める民事裁判を名古屋地裁に起こしました。

提訴したのは、死亡した飯岡綾乃さんの夫・英治さんら遺族3人です。綾乃さんは2022年11月、愛西市内の集団接種会場で4回目のワクチン接種を受けた直後、容体が急変しその後病院で亡くなりました。

訴状によりますと、遺族は現場で対応した医師がアナフィラキシーを疑わず、アドレナリンを注射しなかったことや、看護師が容態の変化を報告しなかったことが死亡につながったと指摘。医師らを業務にあたらせた市に責任があるとして、提訴に踏み切りました。

死亡した飯岡綾乃さんの夫・英治さん
「愛西市は記者会見で医師、看護師はちゃんとやったと言い続けている。遺族や妻のことを考えず、言いたいことだけを言っている。僕は絶対許せません」

愛西市は「訴状が届いていないのでコメントを差し控えさせていただきます」としています。

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