【持続化給付金詐取事件】弁護士の男の控訴棄却 広島

「新型コロナウイルス」対策の持続化給付金などを欺し取ったとされ、1審で「詐欺罪」で有罪となった弁護士の控訴審で、広島高裁は被告側の控訴を退けました。

判決を受けたのは、東広島市の弁護士加島康介被告です。

判決によると、加島被告は2020年、別の男らと共謀…。自が運営する会社の事業収入が減ったなどとして虚偽の内容を申請し、「持続化給付金」などおよそ1900万円余りを欺し取りました。

30日に広島高裁であった控訴審の判決公判で、森浩史裁判長は、「犯行を立案した首謀者で、刑事責任は重い」と指摘。

「弁護士として高い規範意識を持つことが期待される立場にありながら、犯行を繰り返していた」などとして、1審の「懲役3年6か月」の判決を支持し、控訴を棄却しました。

【2023年11月30日放送】

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