「大阪・関西万博」前売チケット販売開始、最大47%引きも

『大阪・関西万博』の開催まで500日前となり、前売りチケットの販売が開始された11月30日。大阪市の定例会見がおこなわれ、横山英幸市長は「安くなることをを知っていただき、赤字にならないよう多くの方に購入していただきたい」と期待を寄せた。

定例会見のフリップより「大阪・関西万博 開幕500日前に置ける機運情勢の取組」(11月30日・大阪市役所)

2025年4月13日〜10月13日まで184日間おこなわれる万博。チケットを大人料金で比較すると、会期中の価格は1日券7500円、平日券6000円、夜間券3700円。これが前売りだと、開幕券(開幕日〜26日限定)で4000円、前期券(開幕日〜7月18日限定)で5000円と格安の設定に。

また期間を限定しない1日券も、超早期入場割引(2024年10月6日まで販売)が6000円、早期購入割引(10月7日〜開幕前日まで販売)で6700円となり、来場日や購入日に応じて約47%〜11%の幅広い割引率が設定される。

これについて横山市長は、「チケットの売り上げは、運営費の大きな部分を占める。前売り券は安くなることを知っていただき、多くの方に購入していただきたい。僕自身は年間パスを買います」とアピール(通期で入場可能なパスは大人3万円)。

また過去の万博では、入場やパビリオンの体験に待ち時間が発生していたが、今回は事前予約ができる仕組みも導入予定。横山市長は、「できるだけ並ばない万博。会場内をスムーズに楽しんでいただけるような工夫を考えている。予約システムなどは現時点で把握できていないが、『予約できるんだろうけど、全然わからない』とならないよう、わかりやすい発信をしたい」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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