「すごくきれいで速かった」姉にあこがれた妹たちが背中を追う　3年連続三姉妹同時出場へ=河津町チーム【しずおか市町対抗駅伝注目チーム・選手（4）】

4年ぶりに沿道での声援が解禁される第24回しずおか市町対抗駅伝。河津町チームには2021年、2022年とそろって出場した三姉妹がいます。今大会も3人そろっての出場に向けて意気込んでいます。

河津町チームの酒井涼帆さんです。しずおか市町対抗駅伝に7年連続で出場しています。

＜酒井涼帆さん＞
「大学に入ってからも陸上を頑張りたいので、いまは受験を頑張って勉強しようと思っています」

涼帆さんは800メートル静岡県高校ランク7位。2023年の県高校総体では決勝に進出し、両親も河津町から応援に駆け付けました。県大会の結果は5位。東海大会には出られたものの、インターハイ出場の夢は叶いませんでした。

＜涼帆さんの母・酒井春奈さん＞
「高校でもほとんど遊ばずに、陸上漬けだったので『大学は好きなことしていっぱい遊んでいいよ』と言ったんですけど『自分は陸上が好きだから』と『それはママには関係ない』と言われて」

涼帆さんの陸上の原点は、しずおか市町対抗駅伝です。中学1年から高校生も走る1区をずっと任されてきました。そんな河津町のエースをあこがれの眼差しで見つめていた人がいます。

＜酒井鈴奈さん＞
Qお姉ちゃんの走り見てた?
「すごくきれいで速かった」

中学3年・次女の鈴奈さんです。彼女も4年連続で河津町の代表に選ばれ、前回大会は4区で高校生ランナーとしのぎを削りました。

さらにもう1人。

＜酒井さん姉妹＞
Q3人はここで勉強しているんですか?
「はい」
Q集中できないことはないですか?
「たまにしゃべっちゃう」

小学6年・三女の聖夜さんです。週3日、姉たちも通った地元の陸上教室で汗を流す聖夜さん。長距離だけでなく、短距離でも結果を残し、市町対抗駅伝には小学4年の時から2年連続で出場しています。

河津町の酒井三姉妹、2023年、そろって駿河路を走れば、3年連続、三姉妹での出場です。