【インドネシア】日本触媒、消費電力100%の再エネ証書購入[公益]

日本触媒は11月30日、インドネシア子会社ニッポン・ショクバイ・インドネシア(NSI)が購入している電力量100%について、同国の国営電力PLNが発行する再生可能エネルギー電力証書を購入する契約を10月に締結したと発表した。これにより、年間4万8,000トンの二酸化炭素(CO2)が削減可能となり、NSI全体ではCO2排出量を約24%削減する効果を見込んでいる。

NSIはこのほか再生可能エネルギー利用促進の一環で、10月から太陽光発電システムを導入。年間9万6,500キロワット時の電力を太陽光発電に置き換えることを目指しており、年間84トンのCO2が削減可能になる。また非常時には、この太陽光発電システムから得られた電力を非常用電源装置へのバックアップ電力として活用できるようにするという。

NSIは1996年設立。バンテン州チレゴン市でアクリル酸、アクリル酸エステル、高吸水性樹脂の製造・販売を手がけている。

日本触媒グループは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて取り組んでおり、今回の取り組みはその施策の一つとしている。

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