「おなかいっぱい食べて」 児童養護施設に米840キロ寄付、民生児童委員198人 京都・亀岡

青葉学園に米840キロを届けた松井会長(中央)ら

 京都府亀岡市の民生委員児童委員協議会は、児童養護施設「青葉学園」(薭田野町)に米計840キロを寄付した。西山明美園長は「物価高騰で食費のやりくりが厳しい中、大変ありがたい」と感謝した。

 米の寄付は2014年度から毎年続け、10回目。同委員198人が新米などを持ち寄った。同学園では小中高校生27人が職員と生活しており、1日に約10キロを消費するという。

 松井やす子会長(73)ら委員5人が15日、たくさんの米袋を届けた。松井会長は「一握りでもいいということで、農家ではない委員からも米を寄せてもらっている。食べ盛りの子どもたちにおなかいっぱい食べてほしい」と話した。

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