父死亡、布団の上に倒れた状態…そのままにした次男逮捕、父と2人暮らし 数日後に別居する長男が訪問、遺体発見し通報 次男は無職51歳

自宅に父遺体放置 容疑の次男を逮捕=さいたま市中央区

 自宅に実父の遺体を放置したとして、埼玉県警浦和西署は30日、死体遺棄の疑いで、さいたま市中央区大戸5丁目、無職の男(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は11月9日ごろ、同居する父(82)が死亡したことを知りつつも、遺体を埋葬せず、自宅内に放置した疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 署によると、男は次男で父との2人暮らし。29日午後4時ごろ、別居している長男が訪れ、寝室の布団の上で倒れている父を発見。「父親が布団の上で亡くなっている」と110番した。目立った外傷や争った形跡はないという。

 署は遺体を司法解剖して死因を調べるとともに、放置した経緯を捜査する。

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