長崎県大村市玖島2丁目の旧楠本正隆屋敷(県指定有形文化財)で紅葉が見頃を迎えた。晩秋の柔らかな日差しに映え、重厚な屋敷と鮮やかなコントラストを見せている。
楠本正隆は幕末から明治にかけ活躍した旧大村藩士。明治維新後は東京府知事や衆院議長などを歴任した。屋敷は楠本が1870(明治3)年に構えた。武家屋敷の系譜を引く建物、石垣、庭園などを含め、敷地全体がほとんどそのまま残されている。
庭園に植えられたモミジは11月下旬から赤く色づき、彩りを添えている。木によっては既に散り始めており、地面のところどころに落ち葉のじゅうたんができていた。
開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館。入館料は大人200円、子ども100円。
武家屋敷に紅葉映える 大村・旧楠本正隆屋敷
- Published
- 2023/12/01 11:20 (JST)
- Updated
- 2023/12/03 12:11 (JST)
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