ホークス古川投手、今季終了を報告 武雄市役所訪問 育成契約で巻き返し誓う

来シーズンに向け北川政次副市長(右)から激励を受ける古川侑利投手=武雄市役所

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークス所属で武雄市出身の古川侑利投手(有田工高卒)が11月29日、同市役所を訪問し北川政次副市長に今シーズンの報告を行った。10月に球団から戦力外通告を受けたが11月18日に育成契約を結び、来シーズンの巻き返しを誓った。

 古川投手は「開幕を1軍で迎えることができたが、その後は思うような結果が残せなかった。来季もホークスで野球ができるので皆さんの期待に応えたい」と話し、北川副市長は「地元の子どもたちの憧れでもある。心機一転頑張ってほしい」と激励した。

 古川投手は2日から11日まで米シアトルでトレーニングを行い、投球フォームのチェックなどデータ解析を行う。中旬からは武雄市のひぜしんスタジアムで自主トレを始め、来年2月の宮崎県での春季キャンプに備える。

 ホークスと育成契約を結んだことについて古川投手は「地元・九州の球団で野球をしたいという思いが強かった。まずは開幕時に支配下登録になることを目指したい」とし、来シーズンから指揮を執る小久保裕紀監督から納会ゴルフの時に、「はい上がれ!」と激励されたことを明かした。

 古川投手は昨年12月、現役ドラフトで北海道日本ハムファイターズからホークスに移籍。今シーズンは9試合に登板し、勝ち負けはなかった。(澤登滋)

  

北川政次副市長(右)に来季の飛躍を誓った古川侑利投手=武雄市役所

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