10月の通貨統計、総預金は変動なし

香港金融管理局(HKMA)は11月30日、2023年10月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、10月の認可機関の総預金残高は前月に比べて顕著な変動はなく、うち香港ドル預金は0.4%減、外貨預金は0.4%増。1~10月の総預金残高は2.3%増、香港ドル預金は同1.2%増となっている。香港の人民元預金は10月に3.3%増、10月末現在で9840億元となっている。越境貿易決済の人民元取引総額は10月に9786億元に上り、9月の1兆25億元より減少した。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

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