レアル・マドリーのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガのおふざけが、思わぬ結末を迎えた。
【写真】削除された投稿がこちら
29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループC第5節でナポリをホームに迎えたマドリー。先制こそ許したもののすぐさま同点に追いつくと、打ち合い気味になった試合を4-2で勝利。グループステージ5連勝で首位通過を決めた。
ケガでナポリ戦を欠場していたカマヴィンガだったが、試合後には自身のX(旧ツイッター)を更新。試合直後のチームメイトたちに、おふざけで自身のサングラスをかけさせた写真を投稿していた。
ノリノリでカマヴィンガのおふざけに付き合うマドリーの選手たちやその雰囲気の良さは大きな話題を呼んでいたが、この投稿が突如削除された。
スペイン『Relevo』によると、削除はスポンサーによる都合だったとのこと。カマヴィンガのサングラスはナイキ製だったが、今回サングラスをかけたチームメイトの中には、プーマやアンダーアーマーといった他のブランドと契約している選手も多くいた。また、マドリーのメインスポンサーはその最大のライバルともいえるアディダスだ。
『Relevo』は、こうした契約ではドレッシングルームでのライバルブランドの宣伝活動を禁止することが一般的であり、マドリーとアディダスのような巨額の契約ではなおさらそうだと伝えている。
その上で、「このスポーツウェア界の巨人同士の対立により、カマヴィンガは画像の削除を余儀なくされた。このフランス人選手に悪気はなく、ドレッシングルームにいた選手全員が喜んでポーズをとっていた。意図していない宣伝活動はナイキに大きな利益をもたらしたが、少なからずアディダスの怒りを買った」としている。
『Relevo』によると、カマヴィンガの投稿には90万以上の「いいね」がついていたという。反響が大きすぎただけに、各所の目に入ることとなったようだ。